一法務担当者シリーズ
こんちにちは。ちくわと申します。 本記事は、#裏LegalAC 2023の記事として書きました*1。 私は法務担当歴9年目の中堅法務担当者ですが、年次の上昇や組織の変化に伴い、最近、私に求められる「役割」の変化を感じています。そういった中で、「変わること」…
契約審査と言えば、法務担当なら誰もがやっているところだと思います。 ですが、その際の「頭の使い方」を他人に教えるとなると意外と難しいと気づきました。 ロジックで考えるんじゃなくて、ワッとイメージすればモワッとリスクぽいものが見えるから、それ…
最近、職場の研修で、自分自身のライフチャートを深堀し、これまでの人生で自分自身にとって変化があったと感じることを言語化する機会がありました。 そのような中で、自分自身もこれまで明確には言語化できていませんでしたが、私にとって他社の同職種の人…
法務界隈を見ていると、事業部経験があることの意義といったことが語られることがあるように思います。そこで、事業部経験のない法務担当の私が事業部経験のある人を見て学んだことを言語化してみたいと思います。 1.事業を見る際の切り口 まず、事業を見…
法務の仕事を7,8年やってくると、自分自身が仕事に向き合う際のマインドに変化が起きたな…と感じた瞬間が何度かありました。その中でも、大きく変わったなと感じた瞬間について言語化しておきたいと思います。 1.ルールが変わったことに気付いた瞬間 私…
数年前、数名のチームのチームリーダーをやることになりました*1。その際、いろいろと試行錯誤したものの、不完全燃焼というか、想定通りの結果を達成することはできませんでした。今になって考えたときに、どういう点がダメだったのかについて分析できる気…
最近、新入社員に薦める*1、3から5年目くらいの法務担当に薦める*2といった形でオススメ書籍をまとめてみたのですが、法務歴7、8年目くらいの今の私に最近刺さった本についてもまとめて見たいと思います。組織に目を向けるという切り口での本になります。 1…
年度が変わる季節ということで、仕事についても心機一転頑張っていこう!と思っている方も多くいるように思います。そこで、今*1の私が3から5年目くらいの法務担当者に薦めるであろう本を選んでみました*2。一人で案件を何とか回せるようになり、他領域にも…
季節柄、新入社員が法務担当部署に配属されることもあるように思います。そこで、今*1の私が新入社員がやってきた場合に薦めるであろう本を選んでみました*2。「挫折しない」が一つの軸になっています。 1.今日から法務パーソン(藤井豊久・守田達也編著 …
最近、Twitterにおける法務界隈を見ていると、「事業理解」と「法務」について様々な人がその自身の経験知を言語化しています。 おそらく、法務の文脈で「事業理解」という言葉が出ると、業種にもよるが現場に行くとかプロダクトに実際に触れてみる、ヒトモ…
企業法務関連の仕事をしていると、どういうタイミングや文脈かはそれぞれだとしても、「若いの」と仕事をすることが出てきます。私も「若いの」*1と仕事をすることがあり、その関係性も、チームリーダーとして、単なるペアを組んでなど、いろいろな形で仕事…
7年ほど前、ふと思い立って、読書メーターなるもので読んだ本を「すべて」記録していくことにした。先月、とうとう、7年間で読んだ本の数が1000冊に到達した。 *読書メーターより 一応、950冊くらいからは、「もうすぐ1000冊だな…」と自分の中で意識してい…
先日某SNSを見ていたら、契約審査を実施する際に予め「変更不可の契約書です」と言われたときの対応について話が出ておりました。実務の現場ではそういった場面に遭遇することもあり、それへの対応について改めて考えてみました。 1.ビジネスの解像度を高…
先日思い立ってIT関連の資格である「基本情報技術者試験」を受けて、無事に合格しました。その際に用いた本や勉強の状況をまとめておきます*1。 1.受験の動機 受験の動機として最も大きなものは、IT関連の知識を身に着けていないと、日々の業務において用…
先日、また、Twitterで某法務系スペースが開催されていました。参加者の人数も100人を超えていました。テーマは「法務部員は爪を研げ」というものでした。 これを聴き、数年後に振り返る意味も込めて、一法務担当者である私の現時点での書籍の購読状況を記録…
Twitterにおいて定例となっている某法務系スペースを聴きました。今回のテーマは「こんな上司は嫌だ、こんな部下は嫌だ」というものでした。 さすがに具体的事例を書くことはできないので、当該スペースを聴いた上で、「部下である自分」の「仕事の切り口」…
先日、Twitter上で人気を博している某法務系スペースを拝聴しました。その際のテーマは「事業部からの事情聴取と返し方」というものでした。 これを聴きながらなるほど…と思ってはいたのですが、良い機会なので、自分自身の振り返りという意味で、自分自身の…
毎年の年末は某紙の法務のためのブックガイドを確認することで、巷の法務関連の書籍を確認し、必要なモノを購入していたのですが、某紙が休刊になってしまったことでこの企画もなく残念に感じております。 そんなこんなもありながら、たまには自分の普段使う…
● 企業でHOME?? さて、日常生活を送っていると、「自分の仕事」を説明しなければならない場面というものに多々遭遇することかと思います。要するに、「法務て何の仕事なんですかー??」といった質問です。 しかし、個人的な感想ですが、これが意外と答え…
さて、街に活気が戻ってきたと思ったら、またもや感染者数の増加のニュースを耳にするようになりました。 人間、悲しいかな忘れていく生き物ですので、いろいろと書き留めておこうと思います。 前回の記事はコチラ。 chikuwa-houmu.hatenablog.com 在宅勤務…
さて、先日、緊急事態宣言が解除されました。 相も変わらず在宅勤務を続けてまいりましたが、前回の記事に引き続き、在宅勤務において感じていることを述べていきます。 前回の記事はコチラ。 chikuwa-houmu.hatenablog.com まずは、ミーティングについて。 …
このご時世なので、ご多分に漏れず在宅勤務を行っております。折角なので、在宅勤務を通して感じていることを書いておきます。 いろいろと見ていると、ハンコ捺印問題や書籍の閲覧問題、そして、オンラインでのミーティング方法問題といったことは共通して語…
こういった時期なので、いろいろと振り返っておこうと考えた記事の続きです。 中編はコチラ。 chikuwa-houmu.hatenablog.com ● 変化に向き合ってみた そんなこんなで、日々、事業部門からの相談に対し対応していたのですが、あるときふと思いました。事業部…
こういった時期なので、いろいろと振り返っておこうと考えた記事の続きです。 前編はコチラ。 chikuwa-houmu.hatenablog.com ● 法的リスクに向き合ってみた 愚直に事業に向き合うことにして、朧気ながらも、目の前の事業におけるバリューチェーンなり、サプ…
法務担当者として働きながら数年が経過したわけですが、一度、いろいろと整理しておこうと思います。過去は美化されてしまうことが多いので*1、定期的に見つめなおすことも大事かなぁと。 ざっくりまとめると、事業に向き合った、法的リスクに向き合った、変…
先日、Twitterを見ていたところ、法務界隈の転職に関し、「年間●●件以上の契約審査」*1という実績がアピール対象となるというものを見つけました*2。 そこで終われば良かったのですが、そういえば「数」という切り口から契約審査をしっかりと考えたことがな…
さて、少し前ですが、NBL No.1154(2019/9/15)を読んでいたところ、「企業コンプライアンスの羅針盤 第2回 内部統制の要はリスク情報の入手システム」(中村直人)(前掲48頁)という記事を見つけました。 本記事の内容は、一法務担当者の自分から見ても非…
BUSINESS LAWYERSさんのサイトを見ていたところ、「法務パーソンの目標設定」という名の連載企画が掲載されておりました。 business.bengo4.com 試みに、「一法務担当者の立場から」法務の目標設定というものを考えてみたいと思います。 ● 法務の目標設定が…