普通の法務の現場録

企業法務人の管理人が、「普通の法務の現場目線」という切り口で、現場の暗黙知を言語化しようと試みているブログです。

【法務】一法務担当者の「書籍の購読」状況を記録する

 先日、また、Twitterで某法務系スペースが開催されていました。参加者の人数も100人を超えていました。テーマは「法務部員は爪を研げ」というものでした。

 これを聴き、数年後に振り返る意味も込めて、一法務担当者である私の現時点での書籍の購読状況を記録しておこうと思います。

 

① 毎月の購読書籍

 現時点で毎月自費で購入しているのは法学教室です。本誌を購読している理由としては、目の前の実務に拘ることなく、より広い視野で法的な知識や考え方を継続的に研鑽したいという点にあります。日々の実務に勤しんでいると、どうしても、自身の担当業務に即役立つ部分に関する知識は増えていくのですが、それ以外の部分については触れないことが多くなってしまいます。これではいかんと思い、基礎力をコツコツと積み上げる観点から本誌を購読することにしました。意外と通読できます。

 また、所属企業で購読しているもののうちNBL「旬刊商事法務」については、気になる記事があれば読むようにしてます。前者については企業法務の広い範囲のトピックを扱っている中から自分の問題意識に合致するものを拾って読むようにしており、後者については現時点で興味関心が強いコーポレートガバナンスに関する記事やM&Aや組織再編に関する記事を拾って読むことが多いです。

 その他、「ビジネス法務」「ジュリスト」についても気になる特集があった際には、購入または図書館で読むことが多いです。

 

② 不定期の購読書籍

 こちら、いわゆる有資格者と呼ばれる属性ではあるのですが、司法試験の受験時代に用いていた基本書を中心に「七法の基本書」については、改訂がある度に買い替えるようにしてます。時間があれば通読するようにしてますし、時間がなければ適宜気になる個所を調べる際に用いる形になってます。その他、「独禁、知財、労働あたりの基本書」も改訂がある際には購入するようにしてます。最近は、「個人情報」関係の書籍もそうですね。

 「判例百選」についても、改訂がある際には、適宜購入するようにしてます。ただ、中々通読することはできないので、必要に応じて読んでいく形になっております。

 実務書については、現在担当している職務に関するもので、いわゆる「定番とされる実務書」については自費で購入することが多いです。自費購入の理由は多々ありますが、定番書籍については、自分の手元において使い込みたいという観点が最も大きいようには思います。

 加えて、最近は、Twitter等のSNSで評判となっている書籍」も試しに購入することがそれなりにあります。ですが、個人的な感覚では結構当たりはずれも大きく、SNSで他の方の評判が良くても、個人的にはん??そうか??という書籍もそれなりにあるので、誰が薦めている書籍か、どういう観点から薦めている書籍かなどを慎重に見極めていく必要があるように思います。そうでないと、期待外れの書籍を買ってしまうこともあるので。

 

 現時点での私の書籍購入軸は以上のような感じです。

 

以上