普通の法務の現場録

企業法務人の管理人が、「普通の法務の現場目線」という切り口で、現場の暗黙知を言語化しようと試みているブログです。

2022-01-01から1年間の記事一覧

【法務・アニメ】アニメナビゲーション!法務に役立つかもしれないアニメ10選

こんにちは!ちくわと申します。 本記事は、2022年の#LegalAC *1の1つとして書きました。 数年前の#LegalAC において経営アニメ法友会なるものが設立されました。以来、経営アニメ法友会にとっては、#LegalAC の場が年に一度の活動報告*2の場になっており…

【その他】一法務担当者が7年間で1000冊の本を読んでみた

7年ほど前、ふと思い立って、読書メーターなるもので読んだ本を「すべて」記録していくことにした。先月、とうとう、7年間で読んだ本の数が1000冊に到達した。 *読書メーターより 一応、950冊くらいからは、「もうすぐ1000冊だな…」と自分の中で意識してい…

【書籍】スキルアップのための企業法務のセオリー(第2版)

スキルアップのための企業法務のセオリー(第2版)(瀧川英雄、第一法規)を読みました。企業法務に携わり始めたばかりの人が暗黙知を学ぶための書籍としては、やはりこの本を薦めることになろうと思います なお、第1版との比較というよりは、第2版をゼロベ…

【書籍】キャリアデザインのための企業法務入門

キャリアデザインのための企業法務入門(松尾剛行、有斐閣)を読みました。地に足付けているけども前向きなやる気を出させる書籍という印象です。 キャリアデザインのための企業法務入門 (単行本) 作者:松尾 剛行 有斐閣 Amazon 1.本書の位置づけ 本書の狙…

【書籍】契約解消の法律実務

契約解消の法律実務(松田世理奈・辛川力太・柴山吉報・高岸亘、中央経済社)を読みました。契約解消という切り口の実務書はほぼ見たことがなかったため、興味深く読みました。 契約解消の法律実務 作者:松田 世理奈,辛川 力太,柴山 吉報,高岸 亘 中央経済グ…

【法務】一法務担当者視点で「変更不可の契約書です」と言われたときの対応について

先日某SNSを見ていたら、契約審査を実施する際に予め「変更不可の契約書です」と言われたときの対応について話が出ておりました。実務の現場ではそういった場面に遭遇することもあり、それへの対応について改めて考えてみました。 1.ビジネスの解像度を高…

【法務】ビジネス法務 2022年8月号 感想

ビジネス法務2022年8月号の特集の1つが「25社の経験に学ぶ 私が悩んだ契約書業務と解決プロセス」というものであり、個人的に興味をひくものであったため、読んでみました。以下にて、その中でも個人的に気になった記事の感想を書きます。 ビジネス法務 2022…

【その他】一法務担当者の私が「基本情報技術者試験」を受けた際のまとめ

先日思い立ってIT関連の資格である「基本情報技術者試験」を受けて、無事に合格しました。その際に用いた本や勉強の状況をまとめておきます*1。 1.受験の動機 受験の動機として最も大きなものは、IT関連の知識を身に着けていないと、日々の業務において用…

【法務】一法務担当者の「書籍の購読」状況を記録する

先日、また、Twitterで某法務系スペースが開催されていました。参加者の人数も100人を超えていました。テーマは「法務部員は爪を研げ」というものでした。 これを聴き、数年後に振り返る意味も込めて、一法務担当者である私の現時点での書籍の購読状況を記録…

【法務】一法務担当者の「仕事の切り口」の変化を振り返る

Twitterにおいて定例となっている某法務系スペースを聴きました。今回のテーマは「こんな上司は嫌だ、こんな部下は嫌だ」というものでした。 さすがに具体的事例を書くことはできないので、当該スペースを聴いた上で、「部下である自分」の「仕事の切り口」…

【法務】一法務担当者の「事業部への質問」方法の変化を振り返る

先日、Twitter上で人気を博している某法務系スペースを拝聴しました。その際のテーマは「事業部からの事情聴取と返し方」というものでした。 これを聴きながらなるほど…と思ってはいたのですが、良い機会なので、自分自身の振り返りという意味で、自分自身の…

【書籍】優越的地位濫用規制と下請法の解説と分析【第4版】

優越的地位濫用規制と下請法の解説と分析【第4版】(長澤哲也、商事法務)を読みました。 優越的地位濫用規制と下請法の解説と分析〔第4版〕 作者:長澤 哲也 商事法務 Amazon 1.本書の対象と思われる読者 本書は、優越的地位濫用規制と下請法規制に関し、…