【その他】一法務担当者の私が「基本情報技術者試験」を受けた際のまとめ
先日思い立ってIT関連の資格である「基本情報技術者試験」を受けて、無事に合格しました。その際に用いた本や勉強の状況をまとめておきます*1。
1.受験の動機
受験の動機として最も大きなものは、IT関連の知識を身に着けていないと、日々の業務において用語や概念がわからないと感じることが増えてきたため、というものになります。だましだましやってきた感じですね。
もちろん、これまでも不明なIT用語が出てきた際にはネットで検索したり相談者に聴くなど、都度都度の対応を試みてきたわけですが、そろそろ限界を感じておりました。というか、何を言っているのかわからない場面がそれなりに出てきたというのがぶっちゃけたところです。それであれば、一層のこと資格勉強を通してIT関連の基礎的知識を身に着けた方が良いと判断して、受験しようと思い立った感じです。
2.前提状況
受験にあたっての前提状況ですが、2020年頃に「ITパスポート試験」は合格しており、このレベルの知識は一度インプットしたことはあるというような状況にはありました。
加えて、日常業務でITまわりの案件に携わることもあり、その都度、不明な用語については調べたり、聞いたりしていたような状況にはありました。
ですが、それ以上の勉強はしたことがないという状況ではありました。
3.用いた本
受験にあたってどの本を購入しようかと思い、とりあえず、ネットで、「基本情報技術者試験」「おすすめ本」みたいな検索ワードを入力し、情報収集から始めました。それにより、合格者が用いている・オススメしている本はある程度絞られてきましたので、あとはそれを実際の書店で手に取って、自分に合いそうなものを選ぶことにしました。
午前試験対策としては以下の書籍を購入しました。
本書を選んだ理由としては、懇切丁寧な説明がなされているというものでした。ある内容を説明するに際して、基本的なところから説明し、また、イラストも用いて説明していることから、IT関連の予備知識がない人には非常にわかりやすい書籍になっていると感じました。ただ、逆に言うと、説明がくどいとも言えますし、復習の際にイラストが煩わしいという感想もあり得るところだと思います。私個人としては、前述のように特段の体系的な勉強もしたことなかったので、わかりやすさ最重要視ということで本書を選びました。
午後試験対策として追加購入した書籍は以下の2冊です。
基本情報技術者試験の午後試験では、アルゴリズムとプログラミング言語が必修ということで、これらは午前試験の延長というよりは新たな勉強が必要な感じがしました。ちなみに、プログラミング言語は表計算を選択しようと思っておりました。ですので、追加で本書2冊を購入したという形になります。いずれも、とても丁寧な説明になっており、これを読めば午後試験を解くための前提知識が身に付くというようなクオリティと感じました。
4.勉強の経過
CBT試験が実施されているので、午前試験と午後試験を別の日に分けて受験することにしました。長いので。
一応の目安となる受験日を設定し、そこから遡って2か月前から勉強を始めたというような感じになります。
まず、最初の2週間で前述のキタミ式を通読しました。ですが、この段階では何を言っているのかわからない部分がたくさんありました。というか、読んでるときはふむふむと読み進めるわけですが、いざ問題イメージしようとすると、全くイメージがつかめないところがほとんどというのが正直なところです。
次の2週間で、アウトプットして問題を解くイメージを掴もうと考え、午前試験の過去問を解くことにしました。過去問については、以下のサイトを用いて、3年分くらい解いたように思います。
過去問を3年分解いたは良いのですが、最初の頃は全く解けず、正解率は3割弱くらいだったように思います。なので、割り切って、過去問を解くというよりは、過去問で問題のイメージを掴むという方向に舵を切ることにしました。
3年分くらい解くと、何となく問題のイメージはできたので、もう一度キタミ式を通読することにしました。一度アウトプットを経験しているので、インプットの角度も変わったように思います。
この時点で残り1か月くらいだったので、とりあえず午前試験の過去問を10回分解こうと思い、10回分解くことにしました。並行して、そろそろ午後試験についても勉強を始めようと思い、前述のアルゴリズムと表計算に関する書籍を読み始めました。
そうこうしていると、試験2週間前になっていたような気がします。この時点で午前過去問10回分を解き、それなりに午前試験の目途が立ったので、一旦午前試験の勉強はやめました。ですので、午後試験の過去問を解くことにしました。過去問については、アルゴリズムと表計算については上記書籍に載っている過去問をきっちりと理解する方針としました。それ以外は上記の過去問道場にて3から5回分解くことにしました。自分の場合、アルゴリズムと表計算にそれほど苦手意識がなかったため、ある程度目途はたったかなと、過去問演習の途中で感じたように思います。
そんなこんなで試験当日を迎え、受験したという感じです。点数的にもそれなりに余裕のある点数で合格という感じでした。
と、基本技術者試験の受験記を思い出すままに書きましたが、折角なので応用情報技術者試験も引き続き受けようと思います。
以上
*1:ただし、2023年4月から試験制度が変更になると既に発表されていますので、本まとめは2022年上期のものを前提にしております。